高校を卒業後、
私はすぐに一人暮らしを始めました
それは母と離れたかったから
生活費を稼ぐために
進学させてくれなかった母
どうせ生活費を払うなら
自分のために使いたい
と思ったからです
都会で一人暮らしをするのは
結構金銭的に大変でした
私は昼間は会社員
夜は水商売をして働きました
寝る時間は少なかったけど
若かったし
何より自分のために
好きな仕事をして
好きな場所で暮らすことが
楽しかったから
苦痛ではありませんでした
就職した仕事も
目指していた仕事では
なかったけど
やりがいもあって
楽しかったです
水商売の仕事は
大変ではありましたが
今まで見たことのない世界で
経験できたことは
私の人生の誇りでもあります
母と離れ、
自由な暮らし
母とは時々、会いました
距離を置いた母は
とても優しく感じました
そして
しばらくして
夜のお店を私に任せたいと
オーナーが言ってくれました
頑張りを認めてもらえたことが
とても嬉しくて
母に電話で報告しました
母は
「あなたには向いてないからやめなさい」
と言いました
喜んでくれると思っていました
応援してくれると思っていました
母は
私の昼間の仕事は
応援してくれていました
夜の仕事は
認めていなかったのだと思いました
私は母の理想にはならない
だって沢山取り上げられてきた
もう母の理想にはならない
と決めました
母の反対を無視して
経営をさせてもらうことにしました
遅い反抗期が来たような感じでした