進学を諦める
小さい頃から
『通訳』になりなさい
と言われてきました
私は『通訳』になるため
勉強してきました
どんな仕事なのか
いまいちわかってなかったけど
大人たちが勧めることは
間違っていないと思っていたからです
それまでの私の人生は
周りの大人たちのためのものでした
大人たちの望むように
しなければいけない
そのために
いろんなことを我慢して
貧乏も我慢して
頑張ってきました
それなのに
また夢を閉ざされる
奨学金を借りて行くから!
バイトもして自分のことは自分で賄うから!
と言っても
母の返事はNOでした
「学生している間、生活費はどうするの?」
と言われました
生活費を稼ぎなさい
ということだと思います
成人してしまうと
母子家庭の助成が受けれなくなる
母は自分でなんとかしようと思うタイプ
ではありませんでした
私がなんとかしてくれる
と思っていたのだと思います
そんな母が嫌いになりました
私は母のために生きていかないといけない
友達の親は頑張って働いて
無理をしてでも子供を進学させてくれる
私の親は自分の生活のために
パートしかせず現状を変えずに
子供に生活させてもらおうとしている
そう思ってしまいました
進学コースにいながら
進路指導で就職することを
先生に伝えました
周りのみんなが羨ましかった
目的もなくとりあえず大学に行く友達が
羨ましかった